市内主要道路から少し入った、準防火地域に建つ住宅。大きめの開口を持つインナーガレージを実現するために、断面の大きな梁材と金物を使用した。ガレージ脇の通路を通り、玄関を入ると2階への階段のある吹抜けの玄関ホールがある。1Fには小さな畳敷の小上がり、広いLDKとユーティリティー、ガレージからアクセス出来るフードストレージをそれぞれゆったりと配置した。LDKは予め施主がチョイスしておられたテーブル、椅子、ピアノ、システムキッチンがあった為、それらを配置しても余裕のある広さに。家族それぞれが歳を重ねてからの生活様式変化にも柔軟に対応できるように可能な限り壁や柱を無くすことが出来るようにガレージ同様の構造にした。LDK奥には大開口の木製ガラス窓から、広めの濡れ縁越しに高めのコンクリート打放し塀で囲みプライバシーを保った庭が望める。2Fの前面道路に面する部屋は、屋根付きの広いベランダへと続くゲストルームで、そこから奥はWC・書斎・子供部屋・主寝室のあるプライベートエリアになっている。主寝室からは1FのLDKと同様に、濡れ縁越しに庭を見下ろすことが出来る。建築実施設計は株式会社ベリーに依る。
AREA : | 鳥取県米子市 |
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DATA : | 2017年施工 木造(2階建) 延床面積 345.25㎡ |
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