cocogarden(Store・facade renewal 2021)

2008年に同社の卵を使ったスイーツを販売する店舗としてスタートされ、2013年にカフェを増築、注文を受けてから焼くパンケーキや卵かけご飯を食べるお客さんで行列のできるお店になった。2016年に弊所で設計を担当した大江ノ郷ビレッジの開業や、インターネット販売の推移で必要となった工場再整備と併せ、施設内で最も古い部分の外観と売場のリニューアルを担当。これまで外部空間で行列をしていたお客さんが室内で待てる様に、エントランス部分を室内化し、外観は木製のルーバーで壁全体を覆いガラスの存在感を消すことで「半分外の様」な空間にした。販売スペースの中央にはHANARE(鳥取砂丘コナン空港)にもある「たまご」を象った積層構造のディスプレイ台を配置してブランドの統一感を図った。店内壁面も外壁に使用した木製ルーバーで統一し、外観共に周囲の景観へ溶け込む様に配慮した。スイーツのショーケース越しに、スイーツの工房が見えることで、生産する場所との親密な距離感を感じられ、日々新鮮で安全な商品を届けることに十分な配慮を心掛ける同社の理念を表現した。

AREA : 鳥取県八頭郡
DATA : 2021年施工 木造 延床面積 79.74㎡
CLIENT : https://www.oenosato.com/cocogarden/

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