1994年にデジタルコミュニケーションにおけるクリエーター育成のために、いち早く設立された教育機関のフランチャイズを米子市に誘致したオーナーによるスクールを、地元ケーブルテレビが運営するビル(旧NHK米子放送局)内に開校する際に、そのインテリアデザインを担当した。市の中心部の通りに面した、鉄筋コンクリート造の2階部分に位置し、歩行者や車から見上げる形になる視線を意識し、通り側の窓に面するアプローチ、オフィススペースの天井は、四角形のホリゾントに間接照明を設け、外部からの視認性を高めると共に、内部アプローチ空間を明るく、開放的な環境にしている。
受付を兼ねたオフィスは、訪問者、滞在中の生徒の全てに目配りが出来る様にカウンター機能を持つパーティションで四方を囲み360°の視界を確保した。オフィス横のエントランスを入ると、ミーティングや休憩に使えるフリースペースでエントランス正面には間接照明と組み合わせた天井までの書架を配置して、入口からの景色としている。奥のクラスルームはカリキュラムに応じて各々が自由に使えるPCを備えたテーブル、カウンターデスクを配置して、様々な環境で作業をする体験も出来る様になっていいる。全体としては、仮想現実の勉強をする対比として、現実の素材感を感じられる空間にした。
AREA : | 鳥取県米子市 |
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DATA : | 2013年施工 鉄筋コンクリート造(2階部分) 延床面積 101.57㎡ |
CLIENT : | https://school.dhw.co.jp/school/yonago/ |
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